「家族のために書いた遺言書が、かえって家族の争いを生んでしまった」

このような悲劇は、決して珍しいことではありません。

遺言書は財産の行き先を決める強力な法的文書ですが、遺留分という法律上の権利を無視して作成すると、相続開始後に「遺留分侵害額請求」という金銭トラブルが発生し、相続手続きが長期化するリスクがあります。

本記事では、司法書士の実務経験に基づき、遺留分の基礎知識とトラブルを未然に防ぐための具体的な対策を解説します。

この記事でわかること
  • 遺留分の基本的な仕組みと計算方法
  • 特別受益と遺留分の関係
  • 遺留分を無視した遺言書が招く3つの深刻なリスク
  • 遺留分を侵害された場合の具体的対処手順
  • 遺留分を侵害してしまった場合の対処法
  • 家族の争いを防ぐための具体的な4つの対策
  • 司法書士に依頼するメリットと費用対効果
目次
  1. 遺留分とは?遺言書よりも優先される「最低限の権利」
    1. 遺留分の定義
    2. 遺留分制度が存在する理由
    3. 遺留分を持つ人・持たない人
    4. 遺留分の割合
  2. 遺留分の計算方法
  3. 特別受益と遺留分の関係
    1. 特別受益とは
    2. 特別受益に該当しない例
    3. なぜ特別受益が遺留分に関係するのか?
    4. 特別受益に関する具体例
    5. 対象となる生前贈与の期間
  4. 遺留分を無視した遺言書がもたらす3つのリスク
    1. リスク①:遺留分侵害額請求による金銭トラブルの発生
    2. リスク②:相続手続きの長期化と精神的負担の増大
    3. リスク③:被相続人の想いが実現されない
  5. 遺留分を侵害された場合の対処法
  6. 遺留分を侵害してしまった場合の対処法
  7. 遺留分トラブルを防ぐ4つの対策
    1. 対策①:遺留分に配慮した財産配分を行う
    2. 対策②:付言事項で想いを伝える
    3. 対策③:生前贈与や生命保険の活用
    4. 対策④:公正証書遺言で作成する
  8. 遺言書作成を司法書士に依頼するメリット
    1. メリット①:正確な財産調査と遺留分計算
    2. メリット②:「争族」を未然に防ぐアドバイス
    3. メリット③:他士業との連携によるトータルサポート
    4. メリット④:法的に確実な遺言書の作成サポート
  9. まとめ
  10. よくある質問(Q&A)
    1. こんな方はぜひご相談ください
  11. 「相続登記」や「遺留分に配慮した遺言作成」でお悩みの方へ
    1. 当事務所の特徴
    2. お電話でお問い合わせ
    3. お問い合わせフォーム

遺留分とは?遺言書よりも優先される「最低限の権利」

遺留分の定義

遺留分とは、民法で定められた、一定の相続人に最低限保障される遺産の取り分のことです。

たとえ遺言書に「全財産を長男に相続させる」と書かれていても、他の相続人は遺留分に相当する金額を請求する権利を持っています。

遺留分制度が存在する理由

この制度は、残された家族の生活基盤を守るために設けられています。

被相続人の意思を尊重しつつも、配偶者や子どもなど生活を共にしてきた家族の生活保障と、遺産形成への貢献を考慮したバランスの取れた制度といえます。

遺留分を持つ人・持たない人

遺留分権利者(遺留分を請求できる人)
  • 配偶者
  • 子ども(代襲相続人を含む)
  • 直系尊属(父母・祖父母)
遺留分がない人
  • 兄弟姉妹および甥・姪
ポイント

兄弟姉妹には遺留分がないため、たとえば「配偶者と兄弟姉妹が相続人」というケースでは、全財産を配偶者に相続させる遺言書を作成しても遺留分侵害の問題は生じません。

遺留分の割合

相続人の組み合わせ別の遺留分割合は下記のとおりです。

組み合わせ遺留分割合
配偶者のみ配偶者 1/2
配偶者+子ども1人配偶者 1/4
子   1/4
配偶者+父母配偶者 1/3
親   1/6
子のみ(直系卑属のみ)子   1/2
親のみ(直系尊属のみ)親   1/3
兄弟姉妹なし
具体例

例えば、配偶者と子ども2人が相続人の場合、遺留分の総額は遺産の2分の1となり、これを法定相続分に応じて配分します(配偶者4分の1、子ども各8分の1)。

組み合わせ法定相続分遺留分
配偶者と子ども2人配偶者 1/2
子ども 1/4ずつ
配偶者 1/4
子ども 1/8ずつ
組み合わせ法定相続分遺留分
配偶者と
子ども2人
配偶者 1/2
子ども 1/4ずつ
配偶者 1/4
子ども 1/8ずつ

遺留分の計算方法

遺留分の計算は、以下の3ステップで行います。

Step 1:遺留分算定の基礎となる財産を計算する

相続開始時の財産 + 贈与財産 – 債務

= 遺留分算定基礎財産

含まれる贈与財産
  • 相続開始前10年以内の相続人への生前贈与
  • 相続開始前1年以内の第三者への生前贈与
  • 当事者双方が遺留分権利者に損害を与えることを知っていた贈与(期間制限なし)
Step 2:遺留分の総額を計算する

遺留分算定基礎財産  × 遺留分割合

= 遺留分の総額

遺留分割合

組み合わせ遺留分割合
配偶者のみ配偶者 1/2
配偶者+子ども1人配偶者 1/4
子   1/4
配偶者+父母配偶者 1/3
親   1/6
子のみ(直系卑属のみ)子   1/2
親のみ(直系尊属のみ)親   1/3
兄弟姉妹なし※

※兄弟姉妹には権利がありません

Step 3:各相続人の個別遺留分を計算する

遺留分の総額  × 法定相続分割合

= 各相続人の遺留分

特別受益と遺留分の関係

遺留分を正確に理解するには、「特別受益」の概念が不可欠です。

特別受益とは

特別受益とは、被相続人から生前に受けた特別な利益のことで、主に以下のようなものが該当します。

  • 結婚・養子縁組のための贈与(持参金、支度金)
  • 住宅購入資金の援助
  • 事業資金の援助
  • 高額な学費(通常の範囲を超えるもの)

特別受益に該当しない例

  • 小遣い程度の贈与
  • 扶養義務の範囲内の生活費・学費
  • お祝い金、お見舞金

なぜ特別受益が遺留分に関係するのか?

兄弟の誰かが生前に多額の援助を受けていた場合、その金額は「遺産」に含めて計算します。

つまり、生前贈与も遺産の一部とみなすということです。

特別受益に関する具体例

状況
  • 父が亡くなった
  • 残った遺産:3,000万円
  • 相続人:長男、次男の2人
  • 長男は10年前に住宅購入資金2,000万円をもらっていた
  • 遺言書:「全財産3,000万円を長男に相続させる」
誤った考え方

遺産は3,000万円だから、次男の遺留分は750万円(3,000万円×1/2×1/2)

正しい考え方

長男がもらった2,000万円も遺産に含めるので、遺産総額は5,000万円

次男の遺留分は1,250万円(5,000万円×1/2×1/2)

次男は、長男に1,250万円を請求できます。

なぜこうなるのか?

なぜなら、生前贈与を無視すると不公平だからです。

もし生前贈与を無視した場合

  • 長男:生前に2,000万円 + 相続で3,000万円 = 合計5,000万円
  • 次男:遺留分750万円のみ

これでは次男があまりにも不利です。

そのため、法律では

「長男が生前にもらった2,000万円も遺産に含めて計算しなさい」 と決められているのです。

対象となる生前贈与の期間

すべての生前贈与が持ち戻しの対象になるわけではありません。

原則
  • 相続人への生前贈与:相続開始前10年以内のもの
  • 第三者への生前贈与:相続開始前1年以内のもの

上記の例では、長男への贈与が「10年前」なので、ギリギリ期間内です。

注意:11年前の贈与は含まれません。(ただし、遺留分を侵害することを知っていた場合は例外)

遺留分を無視した遺言書がもたらす3つのリスク

リスクは以下の3つです。

  1. 遺留分侵害額請求による金銭トラブルの発生
  2. 相続手続きの長期化と精神的負担の増大
  3. 被相続人の想いが実現されない

リスク①:遺留分侵害額請求による金銭トラブルの発生

遺留分を侵害された相続人は、多くの財産を受け取った人に対して「遺留分侵害額請求」を行うことができます。

これは金銭での支払いを求めるものであり、不動産を多く相続した場合でも現金での支払いが必要になります。

相続財産のほとんどが不動産で現金がない場合、支払いのために不動産の売却を余儀なくされるケースもあります。

リスク②:相続手続きの長期化と精神的負担の増大

遺留分侵害額請求が行われると、話し合いがまとまるまで相続手続きが事実上ストップします。

ストップすること
  • 銀行預金の引き出し
  • 不動産の名義変更

また、相続税の申告期限(10ヶ月以内)が迫る中での精神的なプレッシャーもかかります。

遺留分を巡る交渉が長引く場合には、その間に相続人の心身に大きな負担がかかることもあります。

関連記事:相続登記義務化の「罰則・過料」はいくら?適用要件と回避するための対策を解説

リスク③:被相続人の想いが実現されない

「家族には仲良くしてほしい」という願いを込めて遺言書を作成したにもかかわらず、遺留分への配慮不足により、かえって家族の対立を生んでしまう。

これは遺言書を作成した方の本意ではないはずです。

法的に有効な遺言書であっても、家族の絆を守れなければ、本当の意味での「良い遺言書」とは言えません。

遺留分を侵害された場合の対処法

遺留分を侵害されたと感じたら、以下の手順で対処します。

  1. Step 1 遺留分額を正確に計算する

    まずは、自分の遺留分がいくらなのかを正確に計算します。

    必要な情報

    • 相続財産の総額
    • 生前贈与の有無と金額
    • 相続人の人数と関係
    • 自分が実際に受け取る(受け取った)金額
  2. Step 2 内容証明郵便で遺留分侵害額請求の意思表示をする

    遺留分侵害額請求権には時効があります。

    時効期間
    • 相続の開始および遺留分を侵害する贈与または遺贈があったことを知った時から1年間
    • 相続開始の時から10年間

    時効を止めるため、内容証明郵便で請求の意思表示を行います。

  3. Step 3 交渉・調停・訴訟

    任意の交渉:まずは話し合いで解決を試みます。

    感情的にならず、法的根拠を示しながら冷静に交渉することが重要です。

    調停:話し合いがまとまらない場合、家庭裁判所に調停を申し立てます。

    調停委員が間に入り、双方の意見を聞いて調整します。

    訴訟:調停でも解決しない場合、地方裁判所に訴訟を提起します。

    この段階では、弁護士に依頼することをお勧めします。

  4. Step 4 支払いを受ける

    合意または判決により、遺留分侵害額の支払いを受けます。

    分割払いも可能:一括払いが難しい場合、分割払いで合意することも可能です。
    その場合、公正証書で合意内容を作成することをお勧めします。

遺留分を侵害してしまった場合の対処法

逆に、遺留分を侵害してしまった側の対処法も見ていきましょう。

対処法①:速やかに遺留分額を確認する

まずは、相手の遺留分がいくらなのかを正確に把握します。

相手の主張が正しいのか、過大ではないかを確認することが重要です。

対処法②: 任意の支払いで早期解決を図る

遺留分侵害額請求は法的な権利ですから、基本的には支払う義務があります。

早期に支払うことで、以下のメリットがあります。

  • 利息の発生を抑えられる
  • 調停・訴訟の費用と時間を節約できる
  • 家族関係の悪化を最小限に抑えられる
対処法③: 分割払いを交渉する

一括払いが難しい場合、分割払いを提案します。

分割払いのポイント

  • 支払い期間と金額を明確にする
  • 公正証書で合意内容を作成する
  • 担保を求められる場合もある
対処法④: 不動産売却を検討する

現金がない場合、不動産の売却も選択肢の一つです。

注意点

  • 急いで売ると安く買い叩かれる可能性がある
  • 売却には時間がかかる(通常3〜6ヶ月)
  • 売却益に譲渡所得税がかかる場合がある
対処法⑤: 金融機関からの借入れ

事業を継続する必要がある場合など、不動産を売却できないケースでは、金融機関からの借入れを検討します。

対処法⑥: 代償分割の活用

不動産を共有名義にせず、特定の相続人が取得し、その代わりに金銭を支払う「代償分割」も検討できます。

対処法⑦: 専門家に相談する

遺留分侵害額請求への対応は複雑です。

司法書士や弁護士に早めに相談することをお勧めします。

遺留分トラブルを防ぐ4つの対策

遺留分トラブルを未然に防ぐための対策を4つご紹介します。

  1. 遺留分に配慮した財産配分を行う
  2. 付言事項で想いを伝える
  3. 生前贈与や生命保険の活用
  4. 公正証書遺言で作成する

対策①:遺留分に配慮した財産配分を行う

最も確実な方法は、遺言書の作成段階で遺留分を計算し、それに配慮した財産配分にすることです。

具体的な手順

  1. Step1

    相続財産の総額を正確に把握する

  2. Step2

    各相続人の遺留分を計算する

  3. Step3

    遺留分を侵害しない範囲で、希望する配分を実現する方法を検討する

すべての相続人の遺留分を完全に満たすことが難しい場合でも、侵害額を最小限に抑える工夫をすることで、トラブルのリスクを大きく軽減できます。

対策②:付言事項で想いを伝える

遺言書には法的効力を持つ部分とは別に、付言事項(ふげんじこう)という形で、財産配分の理由や家族へのメッセージを記載することができます。

効果的な付言事項の例

  • なぜこの配分にしたのかという具体的な理由
  • 各相続人への感謝の言葉
  • 家族の絆を大切にしてほしいという願い

法的な拘束力はありませんが、被相続人の想いが伝わることで、感情的な対立を和らげる効果が期待できます。

対策③:生前贈与や生命保険の活用

遺留分の計算対象となる財産を事前に整理することも有効な対策です。

生命保険の活用
生命保険金は原則として遺留分の計算対象に含まれません(ただし、著しく不公平な場合は例外)。特定の相続人に財産を多く残したい場合、生命保険の受取人を指定することで、遺留分トラブルを回避しやすくなります。

生前贈与の注意点
相続開始前10年以内(※)の生前贈与は、遺留分の計算に含まれます。タイミングや方法を誤ると逆効果になることもあるため、専門家への相談が不可欠です。

※2019年7月1日以降の相続から、相続人への生前贈与は相続開始前10年以内のものが対象となりました。

対策④:公正証書遺言で作成する

遺言書には主に「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」がありますが、下記のような特徴がある公正証書遺言での作成を強くお勧めします。

  • 法的に確実で無効になるリスクが低い
  • 偽造や散失もなく保管も安全
  • 相続トラブルの防止に有効
自筆証書遺言公正証書遺言
費用 無料〜数千円 数万円〜十数万円
作成期間即日可能1〜2ヶ月
証人不要2名必要
検認手続き必要不要
無効リスクありほぼゼロ
保管自己責任公証役場で保管
秘密性完全証人に知られる

公正証書遺言についてはこちらもご参照ください。

【依頼先比較】公正証書遺言の作成を「司法書士」に頼むメリットと報酬目安

遺言書作成を司法書士に依頼するメリット

遺言書作成を司法書士に依頼するメリットとデメリットは下記のとおりです。

司法書士に依頼するメリット
  • 正確な財産調査と遺留分計算
  • 「争族」を未然に防ぐアドバイス
  • 他士業との連携によるトータルサポート
  • 法的に確実な遺言書の作成サポート
司法書士に依頼するデメリット
  • 遺言書作成に費用と時間がかかる
  • プライバシーを共有する必要がある
  • 事務所選びが重要
  • すぐに修正・変更ができない

メリット①:正確な財産調査と遺留分計算

不動産、預貯金、株式、保険など、財産の種類は多岐にわたります。これらを正確に把握し、遺留分を計算するには専門知識が必要です。

司法書士は不動産登記の専門家でもあるため、不動産の評価や権利関係の確認もスムーズに行うことができます。

メリット②:「争族」を未然に防ぐアドバイス

どのような遺言書が争いを生みやすいか、どのような配慮が家族の絆を守るかを司法書士の視点でお伝え出来ます。

単に法的に有効な遺言書を作成するだけでなく、実現可能で、かつ家族の将来を守る遺言書をご提案します。

メリット③:他士業との連携によるトータルサポート

相続には税務(相続税)の問題も絡んできます。

当事務所では、必要に応じて税理士などの専門家と連携し、法務と税務の両面からサポートいたします。

メリット④:法的に確実な遺言書の作成サポート

自筆証書遺言は、署名や日付の書き方など形式上の不備で無効になることがあります。

司法書士に依頼すれば、法的に問題のない遺言書を作成し、公正証書遺言までの手続きも丁寧にサポートいたします。

まとめ

遺留分トラブルを未然に防ぐための対策は以下の4つです。

  1. 遺留分に配慮した財産配分を行う
  2. 付言事項で想いを伝える
  3. 生前贈与や生命保険の活用
  4. 公正証書遺言で作成する

遺留分は一見複雑ですが、遺留分への配慮は決して難しいことではありません。

正しい知識と適切な対策があれば、あなたの想いは確実に家族に届きます。

よくある質問(Q&A)

Q
遺留分侵害額請求はいつまでにしなければいけませんか?
A

遺留分侵害額請求には時効があり、「相続の開始および遺留分を侵害する贈与または遺贈があったことを知った時から1年間」、または「相続開始の時から10年間」で時効消滅します。

権利を行使したい場合は、早めに内容証明郵便などで意思表示を行う必要があります。

Q
遺留分は放棄できますか?
A

はい、遺留分は放棄できます。

ただし、相続開始前(被相続人の生前)に放棄する場合は家庭裁判所の許可が必要です。

相続開始後であれば、単に遺留分侵害額請求権を行使しないことで事実上放棄できます。

生前放棄には被相続人の強要がないかなど、慎重な判断が求められます。

Q
遺留分の計算に含まれる財産と含まれない財産を教えてください
A

遺留分の計算に含まれるのは、相続開始時の財産、相続開始前10年以内の生前贈与(相続人への贈与)、相続開始前1年以内の第三者への贈与などです。

含まれないのは、原則として生命保険金、死亡退職金、祭祀財産(お墓など)です。

ただし、生命保険金も著しく不公平な場合は例外的に対象となることがあります。

Q
遺留分を侵害された場合、不動産そのものを請求できますか?
A

いいえ、2019年7月1日以降の相続では、遺留分侵害額請求は「金銭」での支払いのみとなりました。

以前は不動産の共有持分を請求できましたが、法改正により金銭請求に一本化されています。

そのため、不動産を多く相続した方は、現金での支払いが必要になる点に注意が必要です。

Q
自筆証書遺言でも遺留分に配慮すれば問題ありませんか?
A

自筆証書遺言でも遺留分に配慮していれば法的には有効です。

ただし、自筆証書遺言は形式不備で無効になるリスクや、検認手続きが必要、紛失・改ざんの恐れがあるなどのデメリットがあります。

確実性を重視するなら、公正証書遺言での作成をお勧めします。

Q
付言事項に法的効力はありますか?
A

付言事項自体に法的拘束力はありません。

しかし、被相続人の想いや財産配分の理由を伝えることで、相続人の感情的な対立を和らげ、円満な解決につながる効果が期待できます。

遺留分の問題を完全に解決するものではありませんが、家族間の理解を促進する重要な役割を果たします。

Q
兄弟姉妹が相続人の場合、遺言書で自由に財産を分けられますか?
A

はい、兄弟姉妹には遺留分がないため、配偶者と兄弟姉妹が相続人の場合や、兄弟姉妹のみが相続人の場合は、遺言書で自由に財産配分を決めることができます。

全財産を配偶者に相続させる、特定の兄弟にのみ相続させる、といった内容でも遺留分侵害の問題は発生しません。

Q
遺言書を書き換えた場合、以前の遺留分放棄は有効ですか?
A

生前に家庭裁判所の許可を得て行った遺留分放棄は、その後遺言書が書き換えられても有効です。

遺留分放棄は「遺留分を請求しない」という権利の放棄であり、特定の遺言内容に対してではなく、遺留分そのものを放棄するためです。

ただし、放棄時と状況が大きく変わった場合は、家庭裁判所に再度相談することも検討できます。

こんな方はぜひご相談ください

  • 特定の相続人に多くの財産を残したい
  • 事業承継をスムーズに進めたい
  • 相続人同士の関係が複雑で不安がある
  • 自分で作成した遺言書が有効か確認したい
  • 遺留分の計算方法がわからない

「相続登記」や「遺留分に配慮した遺言作成」でお悩みの方へ

遺留分に配慮した遺言書の作成は、専門的な判断が欠かせません。

当事務所では、お客様のご家庭の状況に合わせた最適な財産配分をご提案し、円満な相続をサポートします。

まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。

当事務所の特徴

  • 初回相談無料:遺留分に配慮した遺言書作成について、まずは無料でご相談いただけます
  • スピード対応:期限が迫っている案件も、戸籍収集から迅速にサポート
  • 明確な料金体系:お見積り以上の追加費用はかかりません
  • 相続人申告登記にも対応:遺留分への配慮とセットで、将来の登記義務化対策も万全に
  • 都内全域・近郊対応:港区、渋谷区、世田谷区、目黒区を中心に、東京23区・近郊の登記実績が豊富

「家族間のトラブルを長引かせたくない」「期限内に全て終わらせたい」とお考えの方は、まずはお気軽にご相談ください。

お客様の状況に合わせた、最適な手続きプランをご提案いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

お客様の状況に合わせた最適なプランをご提案いたします。

お電話でお問い合わせ

お問い合わせフォーム